「重曹泉の郷」環境に優しい湯治場PR 東鳴子温泉
地域内すべての旅館でそれぞれ成分の異なる重曹泉がわく、宮城県大崎市の東鳴子温泉は1日、「重曹泉の郷」を宣言した。地元旅館の山荘で記念イベントが開かれ、地域住民らが講演や食事などを通して重曹の効果や使い方について理解を深めた。東鳴子温泉では今後、重曹を目玉に、地域全体で環境に優しい湯治場づくりを推進し、観光PRにつなげていく。
東鳴子温泉は13の温泉旅館が、それぞれ色や成分の異なる重曹泉を持つ、全国指折りの重曹泉地帯。しかしこれまで、泉質を大々的に取り上げた観光PRは行われてこなかったという。
そこで、大崎市の地域自治組織「東鳴子地域づくり委員会」が、もう一度足元を見つめ直し、地域の恵まれた資源を生かした街づくりを進めようと「重曹泉の郷」の宣言を決め、準備を進めてきた。
記念イベントには地元住民ら約40人が出席。東鳴子地域づくり委員会の尾形嘉滝委員長は「地元の温泉に含まれていることを見過ごしがちだったが、これからは重曹を生かし地域の活性化につなげていこう」と力強く宣言した。
講演では、地球に優しい生活スタイルを提案するボランティア組織「クリーン・プラネット・プロジェクト」の岩尾明子代表が人体や河川、海を浄化する重曹の働きを説明。研磨や中和、消臭などの効果にふれ、「健康な地球を残す優しい手助けになる」と活用を呼び掛けた。
この後、参加者は重曹のつや出し、サクサク効果を生かしたサラダやおにぎり、天ぷらなどの料理を楽しみ、重曹を使って食器を洗浄。最後にみんなで重曹泉につかり、郷土の恵みを満喫した。
また、東鳴子温泉旅館組合では宣言に合わせ、地元の人たちに重曹泉の魅力をじっくり味わってもらおうと、全306戸に割引入浴券を配布した。
東鳴子温泉では今後、地域ぐるみで重曹を活用したエコ生活を進めるほか、無添加せっけんの使用を奨励するなど、環境に優しい湯治場づくりを目指す。
2007年04月01日日曜日
参考:河北新報ニュース
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